コロナコロナコロナ・・・、うっさい!
と文句を言いたくなる今日この頃ですが、文句を言ってもしょうがないので、できる事をやる!
さて、外出を控えましょう、ということでテレワークがにわかに脚光を浴びています。
ということで、今回はVPNでテレワークする具体的方法について、ざっくりとご説明したいと思います。
前提知識:VPNがあると何ができるの?
社外から、社内のネットワークにアクセスすることができるようになります。
もっと具体的に言うと。
「ネットワーク」ってところにあるフォルダーやファイルに、社内にいなくてもアクセスできちゃう!
という事です。
社外からアクセス出来たらヤバくない?
はい、その通りです。
だから、どこのだれか知らない人が勝手に社内に入ってこないように、鍵(ログイン情報)を持っている人だけがアクセスできるようにします。
専用の機材とか必要じゃないの?高くない?
場合によってはそうなります。しかし、条件さえそろえばほぼ機材にかかる費用ゼロ!で導入できます!
今回お話するメインはこのことです!
一応前提として
「インターネットが使える」
「ルーターにVPN機能があること」
ですが、「フレッツ光」的なサービスでインターネット接続しているのであれば、そのルーターにはだいたいVPN機能はあります。
あと、「ひかり電話」とか使っていて、NTTから専用ルーターをレンタルされている場合もだいたい対応しています(保障はできませんが)。
VPNに対応していない、という事であれば、そういうルーターを買う必要がありますが、数人で使う程度のものであれば、1万円しないです。
たとえばこれ
https://www.buffalo.jp/product/detail/bhr-4grv2.html
法人用であっても、小規模であれば数万円程度ですので、このあたりはあまりケチケチしない方がよいでしょう。
たとえばこれ
https://www.buffalo.jp/product/detail/vr-s1000.html
全部バッファロー製品ですが、回し者ではありません(笑)
本題 ざっくり手順
(1)ルーターにあるVPNサーバー機能をONにする
機種によって違うので具体例は書けませんが、ポイントは3つ
1.通信方式を決める
→ PPTPというものと、IPSec というものと。だいたいこの2つですが。まず間違いなくあるのは、PPTPです。
PPTPは設定が比較的簡単ですが、IDとパスワードによる認証なので、ちょっと不安かも。。
そんな人が、 事前共有鍵 というもう1つの認証情報(通信の暗号化に使うものです)を持っているIPSecを選ぶ、程度の認識で大丈夫です
2.IDとパスワードを登録する
→ 社外からアクセスするときに、ここで登録したIDとパスワードを入れるのです。適当なIDやパスワードは入れないでくださいね。
さらに、IPSecを使うのであれば、事前共有鍵の設定もしてください。
3.会社のIPアドレスを知る
→ もし会社のIPアドレスが固定じゃない、という事であれば、ダイナミックDNSサービスを使う必要があります。
固定?何それ?という事であれば、とりあえず「ダイナミックDNS」を使いましょう。
https://www.buffalo.jp/product/detail/vr-s1000.html
ダイナミックDNS?何それ?であれば、上のバッファロー製品を買って、
バッファローダイナミックDNS,というサービスを使ってください。
だいたい製品説明書に書いてあるので、その通りに従えばなんとなくわかるはずです。
そして、そこで決めたホスト名を知っておいてください。
もし固定のIPアドレスだ、という事をご存知であれば、そのIPアドレスを知っておいてください。
(2)社外で使うパソコンの設定を行う
Windows10 をベースにお話ししますね。
1.設定→ネットワークとインターネット→VPN
にアクセスしてVPN接続を追加する
2.サーバー名またはアドレス
と書いてあるところに、上で調べたIPアドレスかダイナミックDNSのホスト名を入れます
3.VPNの種類欄
ルーター側できた通信方式を指定します。
4.サインイン情報の種類
ユーザー名とパスワードを選びます
5.ユーザ名、パスワード欄
ルーター側で設定したログイン情報をいれます。
(3) 社外で使うパソコンを、社外に持ち出して、接続テストをする
上の(2)で設定した VPNに接続します。
もしつながらなかったら、どこか設定が間違っているだけですので(当たり前ですが)、ただひたすら直す!だけです。
なお、注意点があります。
社外で使うパソコンを、社内にいるときにVPN接続しようとしないでくださいね。
必ず社外にあるインターネットからVPN接続をしてください。
やることは少なくて簡単
やることはそれほどなく、間違えさえなければ本当に簡単に接続できてしまいます。
ただ、ネットワークというものは目に見えないものですから、どこかでちょっとでも間違えてしまうと、さあ大変、というものであることも事実です。
助成金使って実質タダでお願いしちゃう手もありかも?
こんなご時世ですし、国や自治体も外出するな、と言っているわけですから。
外出しなくても仕事ができるような手助けをしてくれるわけです。
東京都なんて、5月12日申し込み締め切りの、テレワーク助成金として、最大250万円、しかも全額助成してくれる!そんな太っ腹なものを打ち出していますからね。
この助成金を使って、機材を買うだけでなく、そういう設定をしてくれる業者(ウチもそうです)にお願いをする、何てこともできます。
外部の業者にお願いすると正直人件費がかかりますから高くなりますが。
早く確実に対応してくれますから、安心感はありますよね。
こんなご時世だから、今これを行う事がチャンスにつながる
コロナ騒ぎが終わった後も、今までの仕事のスタイル(みんなが1か所に集まって仕事をするスタイル)から、遠隔地同士でお互いやりとりする、なんてことが一般化する可能性もあります。
だから、今がそれを行うチャンスなのかもしれません。
今までのやり方にこだわらない、柔軟に時代の変化に対応していく。
そんな姿勢が私たちに求められていると思います。